畑岡奈紗 予選落ちで厳しくなった五輪代表入り ぼう然「正直こういう結果は想像していなかった」…2週前は失格


◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 第2日(21日、米ワシントン州サハリーCC=6731ヤード、パー72)

 畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74とスコアを2つ落とし、通算7オーバーの86位で予選落ちとなった。初日の107位の出遅れから巻き返しを狙ったが、振るわなかった。

 5番でボギーが先行し、1つ落として前半を折り返した。10番で4メートルを沈めてスコアを戻したが、11、12番で連続ボギー。13番パー3で第1打をピン右1・5メートルに運んでバーディーを奪った。17番パー3はティーショットが傾斜で戻され、手前の池に入りダブルボギー。18番バーディーも厳しい表情でプレーを終えた。

 メジャーでは21年全米女子プロ以来、3年ぶりに予選落ちを喫した。ラウンド後はWOWOWのインタビューで「昨日に比べてショットはだいぶチャンスにつけられた。縦の距離は合わなかったが、方向は良かったところもあったと思うので、パッティングがもう少し決まっていれば。ラインに乗っているけど、なかなか打ち切れなかったり。少し弱くて切れてしまったりというところがあったので、もう少し思い切って打っていけるようにしなければならない」と険しい表情で振り返った。

 後半は巻き返すチャンスもあった中、「16番(のチャンス)を決めていればというのはあったんですけど、そこが決まらず、17番も縦距離が合わなかったので、もったいないミスが多かった」と話した。

 2週前のショップライト・クラシックでまさかの失格処分となって以来の出場をメジャーで迎えた。「正直こういう結果になるのは想像していなかったので、本当に残念。来週からまた頑張らないといけない」と必死に言葉をつないだ。

 畑岡は3週前のメジャー、全米女子オープン前までは日本勢トップの世界ランクをキープ。全米で優勝した笹生優花がランキングで一気に国内トップに浮上した。2番手だった畑岡はショップライト・クラシック第2日前に、前日の第1ラウンドで「誤所からのプレー」があったとして失格処分に。同試合でライバルの古江彩佳が2位となり、パリ五輪争いでの順位が逆転した。

 日本勢3番手の世界ランク21位で迎えた今大会で再逆転を狙ったが、無念の予選落ちとなり、21年東京五輪(9位)に続く2大会連続の五輪出場は厳しい状況となった。

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