古江彩佳「最後にアンダーで回ってこられてよかった」 70と伸ばすもパリ五輪代表入りは厳しく


◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 最終日(23日、米ワシントン州サハリーCC=6731ヤード、パー72)

 38位から出た古江彩佳(富士通)は2バーディー、ボギーなしの70で回り、通算2オーバーの19位と順位を上げて大会を終えた。山下美夢有が2位に入ったため、パリ五輪代表入りは厳しい状況となった。

 ホールアウト後に中継局WOWOWの取材に応じ「大事な試合ではあったけど、本当にタフなコースでいい経験ができた。対応できたりできなかったりっていうのが、まだまだ自分の上げていけるポイントかなと感じた」と振り返った。

 4番で2メートル半のパーパットをねじ込むなど、メジャーの難セッティングで粘りを発揮した。パーを重ねて迎えた16番で、カラーからの8メートルを沈めて初バーディー。最終18番パー5は第3打を約1メートル半に寄せてバーディーで締めた。「ボギーをたくさん叩いた大会で、ノーボギーで上がれたのは本当にうれしかった。最後にアンダーで回ってこられてよかった」と語った。

 古江は今大会前に米ツアーで4戦連続トップ入りするなど、安定した成績を残してきた。2枠目を巡るパリ五輪の代表争いにおいて、日本勢2番手の圏内で大会を迎えていた。

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