◆女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 最終日(24日、千葉・カメリアヒルズCC=6688ヤード、パー72)
6打差単独首位から出た小祝さくら(ニトリ)が、通算16アンダーで逃げ切り、3月のヤマハレディース以来、今季2勝目を手にした。ツアー通算11勝目。
第1ラウンド(R)は70の21位での滑り出しとなった。21日に予定されていた第2Rは悪天候のため、スタートできず22日に第3Rの途中までを含めて25ホールをプレー。第2Rでは6バーディー、ボギーなしの66をマークし、一気に1打差2位に浮上した。2日にわたり行われた第3Rでも7バーディー、ボギーなしの65で6打差をつけて、単独首位で最終日を迎えた。
大会4年ぶりの月曜日決戦となった最終R。3番でボギー先行となり、その後もバーディーが決まらずハーフターン時には後続まで3打差と詰められた。後半に入ってもティーショットが安定せず、ラフからのショットが多くなった。だが、14番パー5ではティーショット、第2打がともにラフに入るも、第3打を5メートルにつけて、パットを決めきりこの日初バーディーを奪った。続く15番では10メートル以上のロングパットをねじ込み、後続と差を4打とした。
後続の追い上げを振り切って優勝賞金5400万円を獲得。年間獲得賞金は早々に1億円を突破。生涯獲得賞金は、史上3番目の若さとなる26歳70日で7億円を突破した。
今季の目標に複数回優勝を挙げていた小祝。前週のニチレイレディスでは最終日に65をマークして猛追するも、1打届かず2位だった。メルセデス・ランク1、2位の竹田麗央(りお)、山下美夢有(みゆう)は全米女子プロ選手権に出場のため、同3位の小祝がフィールド最上位に。優勝候補筆頭とされた実力者が目標を達成した。今季16試合中、1998年度生まれ「黄金世代」の優勝は6度目となった。