◆女子プロゴルフツアー 資生堂レディス 第1日(27日、神奈川・戸塚CC=6697ヤード、パー72)
アマチュアの荒木優奈が6バーディー、3ボギーの69で回り、首位と4打差の8位と好発進。インコースから出て11、12番をボギーとするも、冷静なコースマネジメントでスコアを伸ばした。1オーバーで折り返し、1番で4メートルを沈めると、2番パー5は第3打を50センチにピタリとつけた。3番でも3メートルをねじ込み、3連続バーディーとした。「ちゃんと考えてラウンドできた。ボギーを打っても落ち着いて判断できた。パターも入っていた」と振り返った。
長尺パターを使用していたが、5月に短尺に変更。昨年9月頃からパッティングがイップス気味に。「ストロークのときに手が変な動きをするようになり、思い切って長尺にした」。それでも短尺に戻したい思いは持ち続け、今年のゴールデンウィーク前にフィッティングに行き、直感で今使用しているパターを購入。この日は「思ったところに打てた」と早速効果が表れている。
昨年はプロテストを受験するも、不合格に。現在は地元・熊本のゴルフ場でキャディーのバイトをしながら腕を磨いている。ゴルフ漬けの毎日を送り、「実戦練習もできるので充実している」と笑みを浮かべた。今後は今大会を含め、3週連続でレギュラーツアーに出場。アマチュア優勝を果たせば即プロ転向も可能となる。チャンスをつかむべく「2日目がいつも課題で伸ばしきれない。まずは予選通過を。いいスタートが切れたので、明日もアンダーで決勝ラウンドをいい位置で回れるように頑張りたい」と意気込んだ。