昨年POで敗れ悔し泣きの桑木志帆、自身初の単独首位発進!「いいイメージで回れるコース」初Vへ手応え


16番、ティーショットを放つ桑木志帆(カメラ・今成 良輔)

16番、ティーショットを放つ桑木志帆(カメラ・今成 良輔)

◆女子プロゴルフツアー 資生堂レディス 第1日(27日、神奈川・戸塚CC=6697ヤード、パー72)

 ツアー初優勝を目指す桑木志帆(21)=大和ハウス工業=が7バーディー、ボギーなしの65をマークし、自身初の単独首位発進を決めた。昨年大会はプレーオフ(PO)で敗れて2位。今週はショット、パットがかみ合い雪辱へ向け最高のスタートを切った。2打差2位に堀琴音(28)=ダイセル=、仁井優花(21)=エレコム=がつけている。

 悔し涙から1年。桑木が雪辱へ7バーディーを量産した。中でも昨年POを行った18番は「一番思い出した。絶対バーディーが取りたい」と気合が入った。残り133ヤードの第2打。フォロー風の中、ピッチングウェッジでピン真横1メートルにつけ、バーディーで締めくくった。

 今週はショット、パットがともに好調。最近は思うようなショットが打てていなかったが、「今が一番手応えがある」とうなずいた。自身初の単独首位発進に「この位置にいられるのはうれしい。あと3日あるが、少し余裕があると思う」と初優勝への大きな一歩となった。

 昨年大会後にSNSのフォロワーは急増し、応援メッセージも多く届いた。「(2位は)悔しかったけど、ありがたい」と驚くほどの反響だったという。「すごい、いいイメージで回れるコース」と相性は申し分ない。今年は最高の結果で終え、ファンに笑顔を届ける。(富張 萌黄)

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