◆米男子プロゴルフシニアツアー メジャー第3戦 全米シニアオープン 最終日(1日、米ロードアイランド州ニューポートCC=7027ヤード、パー70)
悪天候のため順延となった最終ラウンド(R)の残りが行われ、単独首位で出た55歳の藤田寛之(葛城GC)は71で回り、通算13アンダーで並んだリチャード・ブランド(英国)とのプレーオフ(PO)の末に敗れた。POの4ホール目でボギーとし、優勝を逃した。50歳以上で争われるシニアの海外メジャー大会では、2013年全米プロシニア選手権(米ミズーリ州ベルリーブCC)を制した井戸木鴻樹(当時51歳)以来、日本人2人目の制覇を目指したが、あと一歩届かなかった。
藤田の記者会見での一問一答は以下の通り。
―プレーオフを終えた今の気持ちは?
「最終日トップにいて、今日は3ストロークのリードでスタートして残り8ホールというところで、ぎりぎりプレーオフに残りましたけど、今日はあまりいいプレーができなくて、プレーオフで負けてしまったのは残念です。そこまでいっていたので」
―全米シニアオープンでプレーオフに出場し2位となったことは最終的には良かった?
「負けましたけど、自分自身では今週いいプレーができたと思いますし、そこに勝利があればもっと良かったんだと思いますけど、それが達成できなくて残念ではあります」
―今朝起きたとき、他の4日間との違いは?
「今日は少し風が変わったんですよね。この風でこのニューポートCCでプレーするのが初めてで、ちょっと正直戸惑っていたんですけど、残り8ホールというのもあるので、少し自分自身もかたいなと感じていて、それもあって不安要素が今日は多かったです」
―今週を振り返って良かったところは?
「全体的にはすごく良かったです。ただ優勝というのを自分自身もそうですし、日本から多くの声をいただいているのでそれを届けることができなくて、日本にトロフィーを持ち帰れないのが残念です」
―プレーオフ、マッチプレーは自分の戦略など変わる?
「そうですね。プレーオフは勝つか負けるかなので、リセットして自分がリチャードよりもいいプレーをしたいなと思ってプレーしていました」