◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 指定練習日(3日、岐阜・富士C可児C志野C=7164ヤード、パー71または7201ヤード、パー72)
2週前のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品でツアー通算19勝目を挙げた、2019年大会覇者の石川遼(カシオ)は短パン姿で9ホールの練習ラウンドを行った後、取材に応じ「自分のゴルフを試されるいい一週間になる」と意気込んだ。
最近の国内2戦は、メジャーのBMW日本ツアー選手権森ビル杯(6月6~9日)で岩田寛にプレーオフで敗れたものの、2位。そして、前戦はツアー唯一の選手会主催の大会で初の実行委員長Vを達成した。
前週のオープンウィークは、全米オープン(6月)を含めた連戦の疲れもあったといい、休みを入れながらトレーニングなどに励んだと明かした。
日本プロは5年前に制覇し、昨年大会では初日首位タイ発進から5位で終えた。32歳294日での節目の20勝目到達なら、1973年のツアー制施行後で史上12人目で年少4番目の記録となる。
「20勝」という節目の数字に迫ったことに「今、日本のツアーで勝つことが難しくなっている。(理由は)ひとえに選手層(の厚さ)。この中で勝っていくには抜けていかないと、年間複数回勝つことは難しくなる。次の1勝をつかむために、自分自身が成長しなくてはいけない。まだまだ良くできるところがある。さらに自分を高めていくことで、勝率を上げられるか。上位にいけるようなゴルフを身につけていきたい」と持論を語った。
19年以来、2度目の2試合連続優勝に加え、大会2勝目&メジャー4勝目もかかる。「勝つ可能性を少しでも上げていけるように準備するしかない」と気合を入れた。