「本当に良かったし、笑っちゃったよ」大混戦制しハワイ出身のジョシュア・ハヤシダが連覇!日本語も勉強中


大会を連覇したジョシュア・ハヤシダ(カメラ・朝田 秀司)

大会を連覇したジョシュア・ハヤシダ(カメラ・朝田 秀司)

◆全日本クラブチャンピオンズ「第63回報知アマゴルフ選手権」最終日(4日・三木ゴルフ倶楽部)

 2打差の2位から出たハワイ出身のジョシュア・ハヤシダ(第62回大会優勝)が1バーディー、1ボギーの72で回り、通算1オーバーで大会史上5人目となる2連覇を達成した。「報知アマゴルフ選手権歴代優勝者」の資格で出場した20歳が日本のクラブ選手権王者たちに競り勝った。ザッカリー・サガヤガ(23)=ハワイアマ優秀選手=、上村侑輝(21)=岡部チサンCC=、前田高志(28)=第62回大会2位=が1打差の2位。双子の女子プロゴルファー、岩井姉妹の弟・光太(19)=23年度関東アマ優勝=は、3オーバーの5位だった。

 最終18番。ウィニングパットを沈めた瞬間、ハヤシダから笑みがこぼれた。混戦でスタートした最終日は「ドライバーがさえていた」と安定感のあるショットで、優勝争いを演じた。3人がトップで並んでいた17番でバーディーを奪って1人抜け出すと、そのまま逃げ切った。今大会では外国人初の連覇に「本当に良かったし、笑っちゃったよ」と英語で喜びを語った。

 普段はゴルフと勉強中心の生活を送る米ハワイ大3年生だ。高校時代から日本文化に興味を抱き、自ら料理したうどんを食べることがつかの間の息抜きだ。日本語は現在、学習中で「単語は分かっても、文章を組み立てるのが難しい」と苦戦中。それでも、試合後の表彰式では「ありがとうございます」と日本語でスピーチを締めると、会場から温かい拍手が送られた。「機会があればぜひ」と今後も日本での大会出場に意欲を示したハヤシダ。プロゴルファーを夢見るハワイアンは、大会初の3連覇へ挑む。(南部 俊太)

最新のカテゴリー記事