平田憲聖 単独首位も「気持ち的には変わらない」 海鮮断念ホテルで弁当「体調かなり回復」


2位に2打差をつける単独首位に浮上した平田憲聖(カメラ・高木恵)

2位に2打差をつける単独首位に浮上した平田憲聖(カメラ・高木恵)

◆男子プロゴルフツアー 長嶋茂雄招待セガサミーカップ 第3日(13日、北海道・ザ・ノースカントリーGC=7096ヤード、パー71)

 第3ラウンドが行われ、2位から出た平田憲聖(エレコム)が7バーディー、1ボギーの65をマークし、通算16アンダーの単独首位に浮上した。昨年の日本プロ選手権以来となるツアー3勝目へ逃げ切りを図る。

 最終18番パー5でピン右4メートルを沈めてバーディーで締めた。前半はチャンスを決めきれない場面があったが「18ホールを通してアンダーでプレーできたらなというくらいで、焦りはなかった。7番でいいのが入ったことも大きかった」。6メートルのバーディーパットを流し込むと、後半に加速。11番から3ホール連続でスコアを伸ばし、16番パー3では10メートルをねじ込み、パターを握った左手を高く上げた。

 前日12日は風邪気味で体調不良だったが「もうかなり回復した。80%ぐらいまで戻った」と笑顔も見せた。せっかくの北海道。昨夜は海鮮料理を食べに行く予定だったが、誘いを泣く泣く断った。「ホテルで『ほっともっと』のお弁当を食べました」と話す表情はどこか寂しげだったが、体をしっかりと休めたことが好スコアにつながった。

 今季10試合中、5位以内が2回で予選落ちはなしと安定した成績を残している。最終日をトップで迎えるのは、優勝した昨年の日本プロ選手権以来2度目。「特に何も気持ち的には変わらない。コースも難しいし、風が吹くとすぐにスコアが変動するので、守ることなく、この3日間同様攻められたらなと思う」。いつも通り冷静に、意気込みを口にした。

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