「レイチェル」臼井麗香が暑さ対策で奇抜なウェアでプレー 首位から4位に後退も最終日で再逆転Vに意欲


18番でバーディーを決めキャディーとグータッチする臼井麗香(カメラ・谷口 健二)

18番でバーディーを決めキャディーとグータッチする臼井麗香(カメラ・谷口 健二)

◆女子プロゴルフツアー 大東建託・いい部屋ネットレディス 第3日(20日、福岡・ザ・クイーンズヒルGC=6505ヤード、パー72)

 3打差4位からスタートした川﨑春花(村田製作所)が63で回り、通算20アンダーで首位に立った。川崎は2週前の前戦ミネベアミツミレディスに続き、2大会連続優勝を目指す。

 1打差2位に三ケ島かな(ランテック)、2打差3位にパリ五輪日本代表の山下美夢有(みゆう、加賀電子)、3打差4位に臼井麗香(フリー)が続く。

 日本女子ツアーの最多アンダー記録は、24アンダー(3日間大会は2003年のミズノクラシックでアニカ・ソレンスタム、4日間大会は2016年大王製紙エリエールレディスでテレサ・ルー)。複数の選手が24アンダーを超える可能性があり、21年ぶりツアー記録の更新はほぼ確実な情勢だ。

 暑さを考慮して、この日は普段の大会より、スタート時間が早められ、午後零時40分過ぎに全選手がホールアウト。それでも、午前中に気温が34・7度に達し、猛暑との戦いとなった。「レイチェル」の愛称で人気の臼井は、暑さ対策として、ぶかぶかの大きめな奇抜なウェアでプレーし、ギャラリーから注目された。

 「メンズの大きいシャツを着て、風が入るようにしました。涼しかったです。(シャツの下の)インナーはおなかが出ています」。プレー終了後、報道陣におなかをチラリと見せながら、笑顔で話した。「パットの時はシャツが邪魔になるのでインします」と説明した。

 デザインは暑さ対策に成功したが、黒に近い紺色は失敗だったという。「白にすればよかった。この色しか持ってきませんでした」と苦笑いした。

 この日、首位から出た臼井は4バーディー、1ボギーの69で回り、通算17アンダーに伸ばしたが、激しいバーディー合戦の展開では順位を落とし、4位に後退した。それでも、臼井は「首位と3打差ですよね。まだ、チャンスはあります」と前向き。今年3月のアクサレディスに続くツアー2勝目を目指す。

最新のカテゴリー記事