首位から出た川崎春花(21)=村田製作所=が8バーディー、ボギーなしの64で回り、通算28アンダーで爆勝した。従来のツアー最多アンダー記録(24)を4打も更新。前々週のミネベアミツミレディスから2大会連続Vで今季2勝目、通算4勝目を飾った。
【解説】
ツアー新記録となる川崎の「28アンダー」が生まれた要因には主催者の意向もあった。日本女子プロゴルフ協会の佐伯三貴コースセッティング担当は「たくさんのバーディーで大会を盛り上げてほしい」との主催者の意向を受けたと明かし「このようなセッティングにした」と説明した。猛暑で高温多湿というコンディションを考慮し、今大会はラフは短く、グリーンはボールが止まりやすく、好スコアが出る“易しいコース”の設定になった。
5番パー4(360ヤード)が第2日以降は実質255ヤードとなったことも好スコア連発の要因だ。4日間の平均スコアは「69・69」。プロが一つの目安とするのはパープレーの72だが、平均2・31アンダーの低い難易度に。第3日の平均68・65はツアー史上最も「易しい日」になった。