河本結、前週5年ぶりVも慢心せず 「100%ゴルフに向き合っている時間が大事」 2週連続優勝は意識せず


河本結

河本結

◆女子プロゴルフツアー CATレディース プロアマ戦(15日、神奈川・大箱根CC=6652ヤード、パー72)

 前週のNEC軽井沢72で5年ぶりの優勝を果たした河本結(リコー)が最終調整した。祝福のLINEは約200件届いたが、全て即日に返したという。「余韻に浸ることもその日中に終わらせたかった」とうれしさはあるが、すぐに今週へ向けて気持ちを切り替えている。試合後は弟の力の自宅を訪れ、シャンパンで祝杯をあげたという。

 2週連続Vの期待もかかるが、意識はしない。今大会は過去4度出場で全て予選落ち。それでも「相性や向き不向きはないと思っている。今の精いっぱいをできれば。18ホールでバーディーを取る気持ちで回りたい」と普段と同じく全ホールバーディーを目指して戦う。

 世界ランクは88位に浮上し、約3年ぶりに2ケタ順位となった。だが「ランキングは上がったが、自分自身は1勝ではいきなり(実力が)上がったりはしない」と慢心はしない。「自分のやりたいと思っている夢に向かうステップをちゃんと踏む。今の100%ゴルフに向き合っている時間が今季は大事だし、このオフも大事」。以前は成績を残したことで、シーズン途中に目標を変えて失敗もした。「気をつけなきゃいけないのは、何も変わらないことだと学んだ」と過去の経験を糧に、残りの試合も変わらずにゴルフと向き合い続ける。

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