◆女子プロゴルフツアー CATレディース 第2日(17日、神奈川・大箱根CC=6652ヤード、パー72)
単独首位から出た川崎春花(村田製作所)が8バーディー、1ボギーでこの日のベストスコア65をマークし、通算11アンダーで通算5勝目となる今季3勝目に王手をかけた。この日のパット数も最少の24を記録。「ラインが読めていたところはタッチ(距離感)も合っていた」とうなずいた。小技がさえて2度のチップインバーディーも奪い、リードを3打に広げた。
前半で4つスコアを伸ばし、後半も勢いは衰えなかった。14番で5メートル、15番では3メートルを沈めた。16番では第2打が花道にショートするも、12ヤードのアプローチがカップイン。3連続バーディーで通算2ケタアンダーに乗せた。17番パー3はティーショットがグリーン左のバンカーに捕まった。そこからカップを3メートルもオーバーするピンチを迎えたが、3打目を執念でねじ込んでパーセーブ。最終18番パー5では、3打目をピン横1・5メートルに寄せて、バーディーで締めくくった。
16日午後6時頃に今季メジャー最終戦、AIG全英女子オープン(22日開幕、セントアンドリュース)の出場資格を手にした。準備の面で心配もあり、「一瞬悩んだが、気持ちは行きたかった」とすでにエントリーも済ませた。荷物は京都の自宅にいる父が持ってきてくれることとなった。寒さ対策で「たまに食べたら幸せを感じる」というカップラーメンもリクエストした。
開催コースはゴルフの聖地。「セントアンドリュースは行ってみたかったところなので、資格が下りてきてくれてすごいラッキー」と満面の笑みを浮かべた。今季2勝を挙げ、復活を遂げた川崎。「昨日も今日も風が難しくて、ずっと集中してプレーしていたので、明日も自分のスタイルのままプレーをしたい」とツアー5勝目を手にして、憧れの舞台へ向かいたい構えだ。