史上最年少日本アマV 16歳・松山茉生がレギュラーツアー初出場 「緊張はなくて楽しみが大きい」


松山茉生(右)はキャディーを務める兄・怜生と共に健闘を誓った(カメラ・谷口 健二)

松山茉生(右)はキャディーを務める兄・怜生と共に健闘を誓った(カメラ・谷口 健二)

◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック プロアマ戦(25日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)

 今年の日本アマを史上最年少の15歳344日で制した松山茉生(まお、福井工大福井1年)が取材に応じた。レギュラーツアーは今大会が初出場ながら、「緊張はなくて楽しみが大きい」と笑顔で語った。先月の下部ツアーでは5位と優勝争いを演じた。「プロの試合で自分のプレーができて、いい成績が残せたのは自信になった」と大きな手応えを得た。

 愛知出身でコースまでは自宅から車で30分。中部アマでのラウンド経験もあるが、「アマチュアの試合と比べて全体的にハード。ラフが長くて強い」とトーナメントセッティングの難しさを感じているという。今週は福井工大1年の兄・怜生(れお)さんがキャディーを務め、ベストアマ獲得を目指す。

 予選2日間は河本力(大和証券)、杉原大河(アイ・エー・エス・エス)というツアー屈指の飛ばし屋と同組に。松山も恵まれた体格を生かし、平均飛距離310ヤードを誇る。「意識しないのは難しいと思うが、その中でも自分のプレーをすることだけ考えて楽しく回れたら」と意気込む。28日に行われるドライビングコンテストにも出場予定。「350ヤード飛ばしたい」とあどけない笑顔で目標を語った。

 ◆松山 茉生(まつやま・まお)2008年7月20日、愛知県生まれ。16歳。父の影響で5歳からゴルフを始める。名古屋市立守山北中2年時の22年、中部ジュニア選手権優勝。今年4月、福井工大福井高進学。得意クラブはドライバーで平均飛距離は310ヤード。憧れはメジャー5勝のブルックス・ケプカ(米国)。182センチ、90キロ。

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