2週連続V目指す幡地隆寛が暫定首位 「諦めていた」パーパットをねじ込みノーボギー「63」マーク


9番、ホールアウトし、同組の池田勇太(手前)と握手を交わす幡地隆寛(カメラ・馬場 秀則)

9番、ホールアウトし、同組の池田勇太(手前)と握手を交わす幡地隆寛(カメラ・馬場 秀則)

◆男子プロゴルフツアー ACN選手権 第2日(4日、兵庫・三木GC=6993ヤード、パー71)

 第2ラウンド(R)は午後5時47分、日没によるサスペンデッドのため4組12人がホールアウトできなかった。前週優勝の幡地隆寛(ディライトワークス)が8バーディー、ボギーなしの63をマークし、通算12アンダーで暫定首位に立っている。第1Rの再開直後は、70センチのパーパットを外した。だが、「そこからはいい流れで回れた。全体的に悪くないかなという状態での後半のスタートだったんですけど、ショットが第2Rは良くなかった。その分、5~6メートルのパットがよく入って、いい流れは途切れずにいけた」と振り返った。

 会心のバーディーは最終ホールの9番。残り161ヤードで8アイアンを振り抜き、ピン70センチに絡めた。6番パー3ではティーショットがバンカーにつかまった。「諦めていた」というパーパットは5メートルを残し、芝の張り替えか所からとなった。「どこ転がるか分からないなと。とりあえずリズムを意識して打った」パットはカップに吸い込まれた。「すごくいいパットで、それで入ったのが気分がいい」と笑みを浮かべた。

 3日は悪天候の影響でスタートが5時間遅れた。「身体の部分と並行で、気持ち的な部分の消耗が大きい」と疲労の色を浮かべた。24ホールを回ったこの日の終盤には、ドライバーやフェアウェーウッドが芯に当たらなくなったという。「最悪です」と苦笑したが、絶好の位置で週末を迎える。今年3月にアジアンツアーのニュージーランドオープンで初優勝。日本ツアーでも5月の関西オープンと、前週のバンテリン東海クラシックを制し、3勝を挙げた。飛躍を遂げる31歳が2週連続Vを目指す。

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