松山英樹「プレーで応えることができず悔しい」 ラストZOZOは46位 最終日もギャラリー引き連れ


46位で大会を終えた松山英樹(カメラ・今西 淳)

46位で大会を終えた松山英樹(カメラ・今西 淳)

◆米男子プロゴルフツアー ZOZOチャンピオンシップ 最終日(27日、千葉・アコーディア習志野CC=7079ヤード、パー70)

 59位から出た2021年大会覇者の松山英樹(LEXUS)は3バーディー、1ボギーの68で回り、通算4アンダーの46位で大会を終えた。初日53位の大会ワースト発進から巻き返しはならず、「残念な結果」と振り返った。

 最終日は3日目に続きインスタートの“裏街道”だったが、他のどの組よりも大勢のギャラリーを引き連れた。「すごくうれしかった。ただ、プレーで応えることができなかったことはすごく悔しい」と口にした。

 団体対抗戦のプレジデンツ・カップ以来約1か月ぶりの実戦だった。ショットの感触は「(初日から)ずっと一緒」で、この日もティーショットは左右に荒れた。前半の11番は左、12番は右へ。この日のフェアウェーキープ率は4日間ワーストの30・77%で、トータル42・31%は全体73位に低迷した。

 「4日間こんなに『フォアー』って言ったら喉がかれそう」。苦笑いに、自分へのいらだちを込めた。それでも、何度もピンチに陥りながら、しぶとくパーをセーブした。18番パー5では左林に打ち込んだ。第2打は左隣の9番のフェアウェーへ出すことを選択。林越えの第3打をグリーン左前バンカーへ運び、寄せてしのいだ。

 19年にタイガー・ウッズ(米国)との優勝争いの末に2位、21年には優勝を飾った思い出のトーナメントは今年で終了する。「日本でやっていただいて、1回優勝することができた。すごくいい思い出に残る大会になった」と感謝の言葉を並べた。

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