賞金ランク1位・平田憲聖「今週で賞金王を決めたい」 2位金谷拓実とは予選Rで“直接対決”


取材に応じた平田憲聖

取材に応じた平田憲聖

◆男子プロゴルフツアー カシオワールドオープン プロアマ戦(20日、高知・Kochi黒潮CC=7350ヤード、パー72)

 賞金ランク首位の平田憲聖(エレコム)が最終調整した。10月以降の4試合ではトップ10に入れず、同ランク2位の金谷拓実とは約289万円差に詰まった。「最近思うようにはいっていないが、だんだん良くなってきている。今週をいいきっかけをつかめるようにしたい。今週で賞金王を決めたい」と次週の今季最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(28日開幕、東京よみうりCC=報知新聞社主催)を残しての戴冠(たいかん)へ意気込んだ。

 前週のダンロップフェニックスは最終日に66をマークし、25位でフィニッシュした。「最終日にスコアを伸ばせて次につながるラウンドになった」と状態を上げて高知入りした。今大会は過去2度出場するも、優勝争いには絡めていない。「ラフも深いところがあって、その辺を注意しながら。伸ばし合いになると思うので、それについていけるように」とショットを攻略ポイントにあげた。

 今週で賞金王争いに終止符を打つには、平田の優勝が絶対条件。加えて金谷が単独14位以下の場合に今年のキングが決まる。予選は金谷、賞金ランク4位の木下稜介の3人でプレー。賞金王争いを意識するペアリングとなった。「(ランク3位の)今平さんだったり、稜介さんだったり、ボードで1枚目(上位)に名前を見ると、普段と違い感情を抱く。だけど、あまりそこを意識せずに、自分がいいゴルフをすればいいだけ」とポーカーフェースを崩さなかった。「今週決めるとなると、そこ(優勝)が必要になる。ひとつでも上の順位でフィニッシュする、もちろんそれが1位なら最高だと思いますし、そこを目指したい」。目前に迫った賞金王をつかみ取るため、“直接対決”を制する。

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