畑岡奈紗 日本勢の米ツアー活躍に刺激「気を引き締めてやっていかないと」 Qスクール受験生にエールも


「ゼクシオ ドリームカップ」に参加した畑岡奈紗(カメラ・富張 萌黄)

「ゼクシオ ドリームカップ」に参加した畑岡奈紗(カメラ・富張 萌黄)

 ゴルフの「ゼクシオ ドリームカップ」が5日、茨城GCで行われた。住友ゴム工業と用品契約を結ぶ8選手がプロアマコンペを楽しんだ。日米通算11勝の畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は「お客様と一緒に、どのボールを使うかなどを相談しながらプレーした。たくさんお話ししてとても楽しかった」と笑顔で一日を振り返った。

 今季は日米27試合に出場するも優勝には届かなかった。2年連続未勝利に終わり、「勝ちたい気持ちがあったが、それができなかったことは悔しい」と唇をかんだ。日本には1週前に帰国し、リラックスした日々を過ごしている。今後のオフには「トレーニングに時間をかけたい。強い中にも、しなやかさを出さないといけない」と3年ぶりの勝利を見据えた。

 米ツアーに本格参戦し、8年目のシーズンが終わった。「うまくいかない中にも学びはあった。経験も積めてきたので、その辺を生かしながら来年は戦いたい」とキャリアを武器に来季に挑む。今年は笹生優花、古江彩花がメジャーで優勝。西郷真央が日本勢では34年ぶりの新人賞獲得と、日本勢が活躍した一年になった。「世界にも引けを取らないくらい、日本人選手の活躍が大きかった。そういう選手が身近にいることは、自分も頑張らないといけないと思う。気を引き締めてやっていかないと」と刺激を受ける部分も多かったと話した。

 来季の米ツアー出場権をかけた最終予選会(アラバマ州)が現地時間5日に開幕する。8年前に予選会を突破し、米ツアーで日本勢の先頭を走ってきた畑岡は「(竹田)麗央ちゃんはTOTOで勝って(予選会を)免除になったし、岩井ツインズも(山下)美夢有ちゃんも実力者。海外メジャーでも成績を残していた印象があるので、普段通りやればいけると思う。来年一緒に、同じ舞台で戦えることが楽しみ」と受験者たちにエールを送った。

最新のカテゴリー記事