日本女子プロゴルフ協会は17日、都内で年間表彰式を開催した。今季2勝の山下美夢有(みゆう、加賀電子)は平均ストローク1位、敢闘賞、JLPGA敢闘賞を受賞した。表彰式にはキロのノースリーブのドレスで出席し、表彰を受けた。 平均ストロークは「69・1478」で昨年の自身の記録を更新し、JLPGAの最少記録を樹立した。「最初は波が結構大きくて、その波を減らせるようにしようという目標もあった。それがこうして平均ストローク(1位)につながって良かった」とコメントした。
今季は全米女子プロ選手権2位に入るなど、海外メジャーでも躍動した。8月のパリ五輪にも出場。メダルには1打届かず、終わったものの収穫も大きかったと振り返った。「五輪にまず出られたのがうれしくて、五輪の雰囲気もすごく良くて、4日間戦えたことがすごく幸せでした。すごい楽しかったです。でも16番の池が(悔しい)」と話した。
10日まで行われた米ツアー最終予選会を1位と突破。来季は米国に主戦場を移す。「メジャーで優勝できるように頑張りたい。目の前で古江(彩佳)さんの(エビアン選手権)優勝も見られた。(笹生)優花とは同学年なので、本当にいい刺激をもらっているので、もっともっと頑張ってレベルアップできるように」と意気込んだ。環境を変える点については「不安もありますけど、海外の試合に慣れるように、シード取れるように頑張りたい」と力強く話した。