今季、金谷拓実と最終戦まで賞金王を争った平田憲聖(24)=エレコム=が26日、大阪・港区にあるミズノ本社を訪ね、25年新製品の試打テストを行った。
ミズノブランドアンバサダーを務める平田は、来春新発売予定のアイアンとウェッジを、同社の研究・開発施設で入念にテスト。「アイアンはシンプルなデザインで構えやすい。僕が好きな顔です。打感が良く、打っていて気持ちが良い。2機種あるウェッジも打感がやわらかく、フェースに乗っている時間が長い」と好印象を得ていた。
「今シーズンは4勝できたこともあり、幸せな思いをした1年。最後は悔しい思いをしたけど、それもまた良い経験になった思います」と、1年を振り返り、「幸(しあわせ)」1文字で表した平田。「来季は1月のソニーオープン(6日開幕)から始動します。その後、約1ヶ月間はコンフェリーツアーを転戦し、4月の国内ツアー開幕戦には出場したい。また、10月以降は日本での試合に出場できるので、日本でも優勝できるように頑張りたい」と、日米両ツアーでの活躍に向け気合いを込めた。
「米国ツアーでもゴルフに対する考え方は変わらないと思います。ただ、見知らぬ土地での生活になるので一番の不安は体調不良ですね。いまはとてもワクワクしています」。持ち前のポジティブ精神で、苛酷な米国下部ツアーに挑む平田。来季も「幸」なシーズンにする。