米プロゴルフのタイガー・ウッズ(49)の母、クルチダさんが4日(日本時間5日)、死去した。享年78。ウッズが自身のSNSで公表した。死因は明らかにしていない。
インスタグラムで「心から悲しい気持ちでいっぱいですが、今朝早く、私の愛する母、クルチダ・ウッズが亡くなったことをお知らせいたします」と報告したウッズ。「母は私の最大のファンであり、最高のサポーターでした」と最愛の母を言葉に表し「母がいなければ、私の個人的な成功はあり得ませんでした」と記し、生前の笑顔の母の写真を添えた。
タイ生まれのクルチダさんは、米国陸軍のバンコク事務所で秘書官として働いていた時に軍人だったウッズの父・アールさんと出会い、69年にニューヨークのブルックリンで結婚。75年に米カリフォルニア州に移住し、同年12月30日にタイガーを出産した。2006年にアールさんが死去。クルチダさんはタイガーの試合に頻繁に応援に訪れる姿が見られた。09年にタイガーの不倫問題による騒動で10年2月に記者会見を開きセックス依存症を告白した際も、会見に出席し、厳しくも寄り添う姿が目撃されている。
【ウッズ声明全文】
心から悲しい気持ちでいっぱいですが、今朝早く、私の愛する母、クルチダ・ウッズが亡くなったことをお知らせいたします。私の母は、まさに自然の力そのものでした。彼女の精神は、疑う余地のないものでした。母は裁縫が得意で、よく笑う人でした。母は私の最大のファンであり、最高のサポーターでした。母がいなければ、私の個人的な成功はあり得ませんでした。母は多くの人から愛されていましたが、特に2人の孫、サムとチャーリーからは特に愛されていました。この困難な時期に、皆様からいただいたご支援、お祈り、そしてお見舞いに感謝いたします。母さん、愛しているよ。
◆タイガー・ウッズ 本名エルドリック・“タイガー”・ウッズ。1975年12月30日、米カリフォルニア州生まれ。生後9か月でゴルフを始め、全米アマ選手権3連覇。21歳でプロ転向。96年にラスベガス・インターナショナルで初優勝。97年に最年少21歳でマスターズ優勝&最年少賞金王。00年全英オープンで最年少24歳で4大メジャー全制覇。04、05年に日本ツアーのダンロップフェニックス優勝。185センチ、84キロ。前妻との間に1男1女。