松山英樹は連覇ならず13位 パッティングには兆し「どういう方向性で行くのか、ある程度見えてきた」


◆米男子プロゴルフツアー ジェネシス招待 最終日(16日、米カリフォルニア州・トーリーパインズGC=7765ヤード、パー72)

 13位から出た前年覇者の松山英樹(LEXUS)は6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの70で回り、13位に終わり、連覇はならなかった。ホールアウト後、中継局のインタビューに応じ「前半はうまくプレーできた。後半にパッティングの違和感から来た、ショットの乱れがあった。そこはもう少し流れよくプレーするために、細かいことをしていかないと。(4日間で)試してみて良かったことと悪かったことはある。これを冷静に考えて、2週間ゆっくり過ごしたい」と次戦を見据えた。

 連覇を目指し、6打差逆転を狙った最終ラウンド。2番で3パットを喫し、ボギー先行に。それでも3、4番でともに4メートルを沈めてスコアを伸ばした。6番パー5は3オン1パット、7番は7メートルのバーディーパットをねじ込んだ。3つ伸ばし首位との差を詰めたが、後半はスコアを落とした。11番パー3は3パットのボギー。15番はグリーン左バンカーからの3打目を乗せられず。1メートルのボギーパットも入らず、痛恨のダブルボギーとした。それでも17番は2打目をピン真横にピタリ。18番パー5も2オン2パットで連続バーディーで締めくくった。

 予選ラウンドではグリーン上で大苦戦。第3ラウンドは一転してパターが好調だった。「どういう方向性で行くのか、ある程度見えてきた。それをどう試合で出せるか」と手応えをつかみ大会を終えた。4連戦を終え、ツアー出場は2週間空くという。だが、17日はシミュレーターを使い屋内で争う新形態の大会「TGL」に初参戦。「いい準備をして、チーム戦なので足を引っ張らないように」と気を引き締めた。

 大会は3位から出たルドビグ・オーベリ(スウェーデン)が66をマークし、12アンダーで優勝。世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米国)も66と伸ばし、3打差の3位に入った。

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