渋野日向子 タフなコンディションで3差7位と好発進 「集中力が切れるとズタズタ落としてしまう」


◆米女子プロゴルフツアー HSBC女子世界選手権 第1日(27日、シンガポール・セントーサGC=6779ヤード、パー72)

 渋野日向子(サントリー)は3バーディー、2ボギーの71で回り、首位と3打差の7位と好発進を切った。ホールアウト後、中継局のインタビューに応じ、「最初に、ぽんぽんと(バーディーが)来てくれたので、それを最後まで守れたかなと思う。要所、要所でドライバーも曲がるし、もったいないパッティングもあったが、ミスが極力少なめで回れた」と納得の表情で振り返った。

 10番から出て11、12を連続で伸ばした。13番パー5はバンカーからの4打目を寄せきれず、ボギーをたたいた。その後はパーを重ね、後半へ向かった。1番はピン手前2・5メートルのバーディーパットを沈め「決めたかった距離だったので、入ってくれて良かった」とうなずいた。その後はティーショットを右に曲げた3番でボギーをたたいたが、4番で2メートルのパーパットをねじ込むなど、タフなセッティングの一日をアンダーパーで終えた。「集中力が切れるとズタズタ落としてしまうと思った」と暑さと風の吹く中でも、栄養補給をするなどして集中を保っていたという。

 前週のホンダLPGAは大会前からの体調不良も影響し、54位に終わった。「今はすごく元気」とすっかり回復し、スコアにもつながった。「ドライバーのミスももったいなかった。最後の方はパッティングも若干、打てていなかったので修正して、あしたも頑張りたい」と笑顔で話した。66人のみが出場できるエリートフィールドで、6年ぶりの米ツアーVを目指す。

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