日本ゴルフ殿堂、アマチュアやコース設計者らも顕彰対象に 4月からJGA新組織としてスタート


日本ゴルフ殿堂の設立記者会見に出席した(左から)日本ゴルフ協会の山中博史専務執行役、池谷正成会長、日本プロゴルフ殿堂の松井功理事長、同協会の戸張捷広報参与

日本ゴルフ殿堂の設立記者会見に出席した(左から)日本ゴルフ協会の山中博史専務執行役、池谷正成会長、日本プロゴルフ殿堂の松井功理事長、同協会の戸張捷広報参与

 公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)は12日、都内で記者会見を行い、4月からJGAの新組織として「日本ゴルフ殿堂」を設立すると発表した。

 2010年に日本プロゴルフ協会(PGA)、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の3団体が一般財団法人「日本プロゴルフ殿堂」を設立。日本ツアー51勝の青木功、同6972勝の樋口久子さんら日本のプロゴルフ界で偉業を達成した選手を称え、顕彰してきた。

 この日本プロゴルフ殿堂は今年1月に解散が決定。日本ゴルフ協会の新組織「日本ゴルフ殿堂」として4月1日からスタートする。

 会見に出席した日本プロゴルフ殿堂の松井功理事長は「10年以上にわたりプロゴルファーを対象に事業を進めてきたが、プロゴルファーの誕生や活躍の背景には多くのアマチュアゴルファーの活躍や各界の名士の尽力があり、日本ゴルフの歴史を正しく後世に伝えるには、世界ゴルフ殿堂のようにアマチュアゴルファーを含めたゴルフ界全体の殿堂を創設する必要がある」と力説した。

 今後の顕彰対象について、JGAの山中博史専務執行役は「男子、女子プロゴルファーだけでなく、アマチュアゴルファーやゴルフ場の設計者、メディアの方、ゴルフクラブのデザイナーなど、幅広く日本のゴルフ界に貢献した方をリストアップして、顕彰の中に入れていきたい」と語った。今後は選考委員の候補者選定などを進め、来年3月に第1回顕彰式典を実施する予定。

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