
2番、ティーショットを放つ片岡尚之(カメラ・渡辺 了文)
◆男子プロゴルフツアー開幕戦 東建ホームメイトカップ 第2日(11日、三重・東建多度CC名古屋=7069ヤード、パー71)
1打差4位から出た片岡尚之(フリー)が1イーグル、5バーディー、1ボギーの65をマークし、通算11アンダーの2位に浮上した。「昨日はティーショットがあまりよくなくて、そのあと練習で修正ができた。いい感じでショットが打てたし、パターもいい感じだった」とさわやかに振り返った。
前日夜に降った雨の影響で、グリーンスピードが落ちた。序盤はタッチを合わせられず、チャンスを決められなかったが、5番でバーディーを奪うと流れに乗った。後半に入ると、11番ではティーショット大きく曲げ、2打目がフェアウェーに出すだけに。パーパットは5メートルを残したが、「パットの名手」はねじ込み、パーをセーブ。17番パー5では残り209ヤードの第2打をピン奥2・5メートルにつけ、イーグルパットを沈めた。
今季の目標は「早く2勝目を挙げる」。21年5月のジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品でツアー初優勝。その後は勝利から遠ざかり、2勝目を渇望する。「早々にチャンスが来たので、今週頑張りたい」と言葉に力がこもった。先月、自身のインスタグラムで結婚と第1子誕生を報告。守るべき家族ができ、「何とか結果で恩返ししたい。今日、(ホテルに)帰ってからビデオ通話したい」と笑った新米パパ。4年ぶりVを家族に届ける。