飛ばし屋デシャンボー1差2位に浮上「ワクワクしている」 昨年失速の悔しさ晴らしメジャー3勝目へ


◆米男子プロゴルフツアー マスターズ 第2日(11日、ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC=7555ヤード、パー72)

 トップと4打差5位から出たブライソン・デシャンボー(米国)は松山英樹(LEXUS)と同組で回り、5バーディー、1ボギーの68をマークし、通算7アンダーで1打差2位に浮上した。「今日はショットの調子がずっと良かった。調子を崩した瞬間が何度かあったが、ウェッジといくつかのパットで、このラウンドを救うことができたんだ」と振り返った。

 2日間の最長飛距離は358・6ヤード(第2ラウンド5番)で、断トツの1位を誇る。飛ばし屋の人気者が、パトロン(観客)を沸かせた。4番パー3でグリーン左バンカーからの第2打をカップに放り込み、ガッツポーズ。8番パー5では第1打を左のロープ外に曲げながら、第2打でグリーン左の斜面を利用し、ピン奥6メートルに運んでバーディー。9番では3メートルを沈めてパーをセーブした。

 昨年は第1ラウンドで65をマークし、2位に6打差をつける単独首位スタートを切るも、残りの3ラウンドはオーバーパーと失速し6位に終わった。「ワクワクしている。週末が本当に楽しみ。これこそゴルフの魅力だ。素晴らしい選手がたくさん出場しているので試練になるだろうけど、楽しみにしているよ」。20、24年の全米オープンに続くメジャー3勝目へ、好位置で決勝ラウンドを迎える。

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