◆米男子プロゴルフツアー マスターズ 第2日(11日、ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC=7555ヤード、パー72)
第3ラウンドが行われ、史上6人目のキャリアグランドスラムに挑むロリー・マキロイ(英国)は3位から出て2イーグル、4バーディー、2ボギーで66をマークし、通算12アンダーで単独首位に浮上した。
2番パー5で第1打を369ヤードの豪快なドライバーショット。第2打をグリーン奥18ヤードに運び、第3打のアプローチでチップインイーグルを奪い「3つのパーフェクトショットを決めた」と振り返った。5番までスコアを5つ伸ばし「夢のようなスタートだった」。15番パー5では残り205ヤードの第2打を1・8メートルに乗せ、この日2つ目のイーグルを決めた。
第1ラウンド(R)は15番、17番とダブルボギーをたたき、27位で発進。第2Rは13番でイーグルを奪取するなど66で3位に浮上し、この日も2日連続の66でトップに立ち「とても良いスコアだ」と自画自賛した。
4大メジャーは2011年の全米オープン、14年の全英オープン、12年&14年の全米プロ選手権を制し、計4勝を挙げてきた。マスターズを制すれば、男子では史上6人目の4大メジャー全制覇の快挙となる。
3日目夜の予定を聞かれると「夕食をとるよ。『ブリジャートン家』シーズン3の第2話を最後まで見てみようかな。昨夜は第1話の途中で寝ちゃった。それだけだよ」と笑顔を見せた。
2020、24年全米オープン覇者で単独2位のブライソン・デシャンボー(米国)に2打差をつけて最終日を迎える。マキロイは「まだ18ホールもあるってことを自分に言い聞かせないといけない。私も他の皆と同じように、ここでの最終日に何が起こるか知っている。私には豊富な経験がある。私は、最も完成度の高い選手になるという目標を掲げてここに来た」。悲願の生涯グランドスラムに突き進む。