
18番ティーショットを放ち打球の行方を追う石川遼(左は菅沼菜々)(カメラ・今西 淳)
◆男子プロゴルフツアー 前沢杯 第2日(25日、千葉・睦沢町・MZGC=6652ヤード、パー70)
新規大会「前沢杯」の第2ラウンドが行われ、ツアー20勝の石川遼(カシオ)は首位と8打差の1アンダー67位から出て、8バーディー、2ボギーの64をマークし、通算7アンダーで首位と6打差の19位に浮上した。
出だしの10番で3メートル、11番で3メートル、12番で4~5メートルのパットを決めて3連続バーディー。13番パー3で初ボギーをたたいたが、17番パー5で第3打をピンそば約2メートルにつけてバーディーを奪った。
後半の2番パー3の第1打をピンそば約50センチにつけてバーディー。4番、6番と順調にスコアを伸ばし、この日6アンダーで順位を上げた。「いいプレーができた。明日に向けて収穫もあった。残り2日、差はトップとあるけど、あきらめずにやりたい」と意気込んだ。
パター変更が功を奏した。
第1日はピン型のヘッドで太いグリップのモデルを使ったが、この日はツノ型ヘッドのセンターシャフトに変更。オフに3本ほど試したが、昨年の中盤まで使って体になじんでいたパターに原点回帰した。「一周回ったなというのが自分の中ではある。自分の距離感やタッチ、クラブ全体のバランスが体に染みついたのが今日のクラブ。ベースはそこで整えられたので、スパッと戻せた。頭の中がごちゃごちゃになる前に帰ってこれた」と話した。