◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー第1戦 シェブロン選手権 最終日(27日、米テキサス州・カールトンウッズ・クラブ=6911ヤード、パー72)
西郷真央(島津製作所)が5人で争ったプレーオフ(PO)を1ホール目で制し、米ツアー初優勝を挙げた。メジャー制覇は樋口久子(1977年全米女子プロ選手権)、渋野日向子(2019年AIG全英女子オープン)、笹生優花(21、24年全米女子オープン)、古江彩佳(24年エビアン選手権)に続く日本勢5人目。シェブロン選手権はこれまで未勝利で、日本勢が5大メジャー完全制覇を果たした。西郷の優勝会見の主な一問一答は以下の通り。
―今ローブを着てどんな気分ですか?
「夢にまで見たメジャーのタイトルを初優勝で実現させることができて、本当にうれしいです」
―昨年は何度か惜しい試合も
「昨年、優勝争いもして悔しい思いもした中で、優勝という形でLPGA(米女子ツアー)のタイトルを獲得できてうれしいです」
―なぜ他の人も一緒に池に?
「1人で飛び込むのは恥ずかしかったので、一緒に飛び込もうと言って、飛び込んでもらいました」
―泳ぎはどれくらい上手?
「ほとんど泳げないので、入って深くて溺れるかと思いました(笑)」
―今日、一番のポイント。
「正規の18番ホールの3メートルのバーディーパットを決め切れたのが今日、一番良かったところだと思います」
―どうやって精神的にも体力的にも耐えていた?
「今まで自分が積み重ねてきた練習もそうですし、自分のために動いてくれてるチームの気持ちも背負ってずっと戦ってきたので、最後は5人というすごい多い人数でのPOにはなったんですけど、最後まで逃げることなく戦い抜こうという強い気持ちでプレーしてました」
―日本を代表して戦った気持ち。
「今たくさん日本人がLPGAツアーに挑戦していて、その中で先輩方が先にメジャーのタイトルを取ってる方もいて、すごく自分も早く追いつかなきゃいけないなと思ったときもありました。それでも焦るんじゃなくて自分のプロ�\xBBスを大事にして一つ一つ確実に進んでいこうと思ってたので、先輩たちが開いてくれた道でもあるけど、自分らしくゴルフしようという風に常に思ってました」
―次の目標。
「まだ残り4つのメジャーが残ってることもそうですし、世界ランキング1位を目指したいって今は思ってる。そのためには今年の残りの試合も全力でプレーしたいと思っていますし、残り4つのメジャーもいいプレーができるように頑張りたいと思っています」
―なぜ18番でいいショットが打てた?
「正規の18番とPOはセカンド(ショット)の距離が1ヤードしか変わらなかったことと、アプローチもほとんど同じようなライから打てたことが、自分に運が向いてたというのが一番大きいと思います。正規の18番の(グリーン)スピードの感触を生かして、POもいいチップができたので、距離が近かったというのもそうですし、同じようなライから打てたのが運も良かったと思います」
―日本人がメジャーを勝てる要因。
―池に飛び込む以外のお祝い。
「来週も再来週も試合が続くので、気持ちをしっかり切り替えなきゃいけないと思うんですけど、今はうれしさがこみ上げて、あんまり何をお祝いしようか考えてなかった。マネジャーさんにおいしいご飯作ってもらって、休みたいなと思います」