
1番ティーショットを放つ佐久間朱莉(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第1日(2日、千葉・浜野GC=6751ヤード、パー72)
第1ラウンドは午後3時35分、降雨によるコースコンディション不良のため、サスペンデッドとなった。2週前のKKT杯バンテリンレディスで初優勝を挙げた佐久間朱莉(大東建託)は12ホールを終え、2バーディー、ボギーなしで首位と1打差の暫定7位につけている。強い雨風の中でのプレーに「大変でした。しっかり耐えてノーボギーでこれているので良かった」とこの日のプレーを振り返った。
3番パー5で3打目を寄せてバーディー先行。4番パー3ではピン手前3メートルを沈めて、連続で伸ばした。10番では20メートルのファーストパットが3メートルショート。大きなピンチだったが、ねじ込み切り抜けた。
朝から降り続いた雨の影響で、グリーンコンディションが大きく変化。「重たくてセカンド(ショット)は止まるのでピンは狙っていきやすい」。午後からは強風も絶えず吹いていたが、「出玉のターゲットを決めて、そこに出すだけというのを決め打っていた。多少の曲がりはしょうがないと受け入れて打つようにしていた」と割り切り12ホール消化し、ボギーなしと安定したスコアにつながっている。
1番のティーグラウンドでは「KKT杯バンテリンレディスでツアー初優勝」と紹介された。「ちょっとニヤッとしてました」と笑顔を交えてスタート。ほかの選手が同様の紹介を受けてスタートするのを見てきて「いいなと思っていた」と明かした。「次の目標は通算何勝と言われたい」と選手紹介もモチベーションの一つとなっている。2戦連続Vへ、3日は計24ホールをプレー予定。「長丁場になると思うので、最後まで集中力を保てるように。一打、一打集中してプレーできれば、今週もチャンスがある」と気を引き締めた。