
1番、ティーグラウンドで笑顔を見せる政田夢乃 (カメラ・豊田 秀一)
◆女子プロゴルフツアー SkyRKBレディス 第2日(17日、福岡・福岡雷山GC=6489ヤード、パー72)
第2ラウンドが行われ、1オーバーの68位で出た政田夢乃(なないろ生命)が6バーディー、1ボギーの67と伸ばし、通算4アンダーで上位に浮上した。
前半の11番で7メートルのパットを沈め、12番で1メートル、13番で2メートル、14番で4メートルに寄せて4連続バーディーを奪取。後半も出だしの1番で伸ばし、2番パー5は第1打を右に曲げながらも6メートルのパットを決めて連続バーディーとした。6番で初ボギーを打ったが、堂々の好スコアをたたきだした。
政田は「ドライバーがあまり調子が良くなくて不安があったけど、パターとセカンドショットが良かった。安全にグリーンセンターから攻めていった結果、パターが入ってくれてバーディーにつながった」。67の好スコアは「運ですね…。迷子のおばあちゃんをホテルまで案内したのが良かったのかな」と笑顔がはじけた。
開幕2日前の14日。福岡市内のホテルで前夜祭に出席した後、自身の宿舎ホテルに歩いて帰る途中、初対面の老婦人から道を尋ねられた。「迷子になってたので、かわいそうだなと思って…」。老婦人のホテルへ荷物を持って一緒に歩いて案内した。往復15分間を要したが「良かったです。いいことしたら、いいことが返ってくるかなと」。日常的に道に落ちているゴミを拾っているなど、日頃の行いが「運」を呼んだ。
直近2試合は予選落ち、55位と上位に絡めていないが、プロ2年目での初優勝への望みをつないだ。最終日に向けて「調子が良くない中でもしっかりスコアをまとめて、楽しくラウンドできれば」と力を込めた。