◆米女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米女子オープン 最終日(1日、ウィスコンシン州・エリンヒルズ=6829ヤード、パー72)
最終ラウンドが行われ、首位と2打差の通算5アンダー3位から出た渋野日向子(サントリー)は2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの74と伸ばせず、通算3アンダーの7位で終えた。
2019年8月のAIG全英女子オープン以来のメジャー2勝目に挑んだ渋野は、4番パー4で第2打を1・5メートルにつけて初バーディー。トップと1打差で折り返した後半出だしの10番は第2打がグリーン右手前のバンカーにつかまり、ボギーをたたいた。
14番パー5は2打目を約3メートルに乗せ、イーグルパットは決められずバーディー。直後の15番は第2打を右ラフに入れ、アプローチが寄らずに痛恨のダブルボギーとした。最終18番は第3打をグリーン奥に外し、ボギーで終えた。
渋野は大会を中継したU―NEXTのインタビューに応じ、「勝つにはまだ足りないものばっかり」と大粒の涙を流す場面も。「この悔しさがあるあるからまた頑張れる」と前を向いた。
◆渋野日向子・一問一答
―最終日を振り返って
「バーディーが先に来てくれたのは良かったけど、ダブルボギーもあったし、最後の締めも悪かったので、悔しい終わり方だった」
―4日間、上位でプレーした
「どこかで上位争いしないと、今年なかなか上位に行けてなかったので、どこかでキッカケがつかめればともどかしい中だったので、それがUSオープンだったのはすごく自分の中でもいい経験になると思う。4日間、本当にいい位置でプレーできて、楽しさもあり、悔しさもありという感じです」
―ドライバーの飛距離が出ていた
「今日もスイングもボロボロというか、バラバラだったので、すごく汚なめのボールで飛んでったのが多かったけど、パー5で2オンを狙えたり、そういうところまで行ってくれたのはすごく良かった」
―14番でイーグルトライを決められず、15番でダブルボギーとした
「14番でイーグルを取るべきだったし、15番も微妙な左足上がりの左に引っかけそうなライなので右に出してしまい、一番やってはいけないミスをしてしまったのが本当にもったいないし、悔しいです」
―ゴルフ力が上がってきた。ショットを修正するポイントは(中継解説を務めた女子プロ・有村知恵からの質問に涙を流す)
「そう言っていただけてすごくありがたいです。やらなきゃいけないことはたくさんある。勝つにはまだ足りないものばっかりですし、本当にゴルフ力が上がったと言ってくださるのはすごくありがたいので、グリーン周りで耐えたところも多かったし、その分、ショットでチャンスにつけられる回数は少なかった。ショットは課題だらけだし、他にも課題だらけ。やるべきことがたくさんだなと思う」
―ファンに向けて
「4日間、時差ボケ、たぶん大変だったと思う。最後の最後にふがいないゴルフをしてしまって申し訳ないなと思う。でも、去年と同様、この悔しさがあるあるからまた頑張れる。まだまだ足りないところがたくさんあるので、一緒にゆっくり進んで行ってくれるとうれしいなと思うので、これからも応援よろしくお願いします」