◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 第3日(21日、テキサス州・フィールズ・ランチ・イースト=6604ヤード、パー72)
強風の中で第3ラウンドが行われ、8位で出た山下美夢有(花王)が4バーディー、5ボギーの73で回り、通算1オーバー。トップと7打差の3位で最終日を迎える。
ホールアウト後に中継局WOWOWのインタビューに応じ「前半で落とす展開でなかなか苦しかったけど、後半に粘ってバーディーが11番で来て、そこからいい流れで取り返すことができたので良かった」と振り返った。
8番までにスコアを4つ落としたが、9番パー5でグリーン左バンカーからの第3打を3メートルに運びバーディー。11番では7メートルのスライスラインをねじ込んだ。14番パー5は残り81ヤードの第3打を1メートル強につけた。15番ではグリーン左からの39ヤードの第2打がカップにはじかれ、イーグルはならなかったが、連続バーディーを奪った。
自身の経験上「全英のときくらい」という風の中でのプレーながら、フェアウェーを外したのは2ホールだけ。18ホール中13ホールでグリーンを捉えた。「持ち味としているフェアウェーキープは外したくない。そのへんのショットの精度も大事だけど、やはりグリーン上の難しさがある」。1メートルのパットにも神経を研ぎ澄ませながら回りきった。
昨年は日本勢トップの2位に入った大会で、再び上位で最終日を迎える。「全体的にショットのリズムがすごい良かったので、後半取り返すことができた。強い風の中でも負けないプレーを頑張る」と力を込めた。