小野祐夢がホールインワン ツアー史上最高1000万円獲得へ 「自宅にワンちゃんと遊ぶスペースを」


15番でホールインワンを達成した小野祐夢は、クラブとボールを手に笑顔を見せる(カメラ・今西 淳)

15番でホールインワンを達成した小野祐夢は、クラブとボールを手に笑顔を見せる(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 第2日(27日、千葉・カメリアヒルズCC=6688ヤード、パー72)

 プロ10年目の小野祐夢(ニチコン)が前半15番パー3でホールインワンを達成し、ツアー史上最高額の1000万円を獲得する権利を得た。「まっすぐ飛んでいって、転がって入ってくれた」。92位から出た第2ラウンドを70で回って通算1オーバーとし、今季7度目の予選突破を確実にした。

 今大会は今年から、ツアー史上最高額となるホールインワン賞1000万円(達成者均等割)を4番と15番に設定。171ヤード(実測値182ヤード)を5番ユーティリティーで放り込んだ。同組の渡辺彩香から「1000万円だよ!」の声が飛んだ。賞金額を思い出し「え! みたいな感じだった」と驚いた。

 臨時ボーナスは3匹の愛犬、ボストンテリアの「まる」(7)、フレンチブルドッグの「ぐる」(6)、チワワの「ここ」(4)。のために使う予定だ。「ワンちゃんと遊ぶスペースを自宅に作りたい。昨年末から計画していたけど、まだあまり進んでいない。お金が準備できていなくて止まっていたので、良かったです」と笑顔を見せた。

 ツアーを転戦し、なかなか岐阜の自宅に帰れないが、毎日家族から動画を送ってもらい、癒やしに変えている。「父が毎朝散歩に行ってくれて、その時の動画や、おやつをあげている所とかを送ってくれる。それが6時前なので、スタート前に必ず見られる」と元気の源を明かした。

 下部ツアーで2勝を挙げているが、レギュラーツアーでの年間ランキングは2019年の69位が最高で、シード権獲得経験はない。エース達成で、運気アップと行きたいところ。「ホールインワンから流れが良くなった。9番で4メートルのパーパットを沈めて、(この日のスコアが)アンダーパーのまま折り返せたことが大きかった」。今季14試合での獲得賞金325万3857円を、一振りで上回った。

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