
脇元華
16日にコース内でクマの目撃情報があった影響で、3日間短縮競技となった新規大会の第2ラウンドが無観客で行われた。
3位で出た脇元華(GMOインターネットグループ)は6バーディー、1ボギーの67と伸ばし、通算11アンダーで首位と1打差の3位につけた。
後半の13番は4メートル、14番は3メートル強のパットを決め、15番は2メートルに寄せて3連続バーディー。「ショットが寄ってくれて、パターも決められたのでバーディーを取れた。狙ったところに打てた」と胸を張った。
2週前の資生堂・JALレディス(52位)は「すごいパターがトンチンカンで、狙ったところに打てなかった」という。前週のミネベアミツミレディスから、足元にヒモを張ったパット練習を始め「久しぶりにやったら、すごい感じが良くなった」と成果が出た。
クマ出没の影響で競技が中止となった17日には、男子ツアー7勝の岩田寛(フリー)と練習ラウンド。パットの名手から「バーディーを取ったら『無』になること」「芯で打つこと」などとアドバイスされ、「今日も生きています」とバーディーを量産した。
無観客試合とあってギャラリーの拍手や歓声はなかったが、同組の山城奈々(イチケン)、ペ・ソンウ(韓国)と「3人で盛り上げながらやった」と振り返った。グリーンのスピードを表すスティンプメーターは2日間ともに「8 3/4」と柔らかく、「いつもの2倍くらいの感じで打ってる。絶対に緩んだら終わり」と脇元。「みんな何回かショートするから『もっと打たな~!』みたいな。私もショートして『なんで打たんのや~』とか。お互いに励ましあって、突っ込み合いながら、いい雰囲気で回れた。楽しかったです」と笑顔を見せた。
宮崎県出身、プロ8年目の27歳はツアー初勝利を狙う。トップと1打差の最終日に向けて「何回か優勝争いはしてきたけど、いつも最終日に伸ばせないのが自分の欠点。意識してると良くない。リーダーボードは極力見ないけど、勝手に目に入っちゃう。自分のプレーにフォーカスできた�\x89結果につながってくる」と冷静に見据えた。