
1番ティーショットを放つ片岡大育。初日7アンダーの好スタートを切った(カメラ・今西 淳)
◇男子プロゴルフツアー リシャール・ミル・チャリティー 第1日(31日、石川・能登CC=7142ヤード、パー72)
ツアー3勝の片岡大育(Kochi黒潮カントリークラブ)が8バーディー、1ボギーの7アンダー65をマークし、トップと2打差の2位でスタートした。「暑かったけど気持ち良かった」と36歳は爽やかな笑みを浮かべた。
6月のBMW日本ツアー選手権森ビル杯の2日目に、ドライバーをタイトリストの「GT1」に変更。「スピンはちょっと多めだけど、すごくコントロールできる。打っていても楽しくなってきた。この何年か(ティーショットが)林に行っていたけど、それを使い出してからはあまり行かなくなって、戦いやすくなった」と転機を明かした。
グリーン上が課題だったが、最終18番で7メートルのバーディーパットをねじ込むなと、この日はパットもかみ合った。「パターがすごく今日ははまってくれて、いい感じで入ってくれた。昨日ちょっとひらめいたことがあって。それをやってみた」。フェース面を意識したところ、フィーリングが良くなったという。
昨季はシード獲得に約9万5000円差で届かなかった。出場義務試合数に満たない4選手を除き、賞金ランク69位までの65人が優先出場権を獲得。片岡は70位で悔しい思いを味わった。「1か月、2か月、本当にいゴルフをしていると思うので、そのまま。自分を信じて、このままやりたい」。2019年以来のシード復帰へ好スタートの波に乗る。