
18番でバーディーを奪い笑顔を見せる青木香奈子(カメラ・今西 淳)
◇女子プロゴルフツアー ニトリレディス 第2日(29日、北海道CC大沼C=6955ヤード、パー73)
46位で出たルーキーの青木香奈子(25)=マイナビ=が、涙の11試合ぶり予選突破を果たした。自身初のボギーなしで4バーディーを奪い、ツアー初の60台となる69をマーク。通算5アンダーで、トップと3打差の7位に浮上した。3月のVポイント×SMBCの13位を上回る自己ベストフィニッシュへ、週末を存分に戦う。68で回った大出瑞月(27)=ノットグローバルホールディングス=ら3人が、8アンダーで首位に並んだ。
大粒の雨に打たれながら、青木が晴れやかに笑った。最終18番。3メートルの上りスライスを読み切りバーディーで締めた。「後半に入るくらいから予選通過をめっちゃ意識しちゃったけど、難しい11番でバーディーを取れたことが弾みになった」。7位で5月のパナソニックオープン以来3か月ぶりの決勝ラウンドに進出した。
プロテストを昨年6度目の挑戦で合格。ルーキーイヤーの今季は苦戦が続いている。前週のCATレディースが一つの転機になった。「串田雅実キャディーが勇気づけてくださって。成績は出ていなかったけど『悪いゴルフしてないよ』と言ってくださって…」と言葉をつまらせ、涙を浮かべた。予選落ちが決まった23日、練習場に直行し100ヤード以内を中心に、2時間打ち込み自信を取り戻した。
「土日がずっと休みだったので暇というか。どうやったら予選を通過するんだろうと悩んでいた」というこの3か月。2キロ減った体重を取り戻すため、現在は増量に取り組んでいる。初日のプレーを終えると函館市内のスープカレーの人気店に向かい、具だくさんライス大盛り激辛カレーをたいらげた。「失うものはない。思いっきり楽しくプレーしたい」。週末にギャラリーの前でゴルフをできることが、たまらなくうれしい。(高木 恵)