
3番ティーショットを放つ大出瑞月(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー ニトリレディス 最終日(31日、北海道CC大沼C=6955ヤード、パー73)
1打差2位で出たプロ10年目の大出瑞月(ノットグローバルホールディングス)は5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの71で回り通算11アンダーで、初優勝に1打届かなかった。最終18番をバーディーで締めた27歳は「必死だった。これ以上ないくらい精いっぱいやった」。悔しさをのみ込み、笑顔で答えた。
2番でティーショットを左に曲げ、3オン3パットのダブルボギーが先行も「まだ2番でよかった」と気持ちを切り替えた。13、14番で連続バーディーを奪い首位を捉えたが、15番で1メートルのパーパットがカップに蹴られ、後退した。「今回を逃すと(優勝は)しばらくないだろうなと思っていた。最終日にちゃんと優勝争いをしたのは1回目。1回で勝つか、しばらくかかるか。しばらくかかるタイプなのかな」
アマチュア時代の3試合を含むツアー257戦目での初優勝はならなかったが、2位は今季ベストフィニッシュ。大会翌日の9月1日には、千葉で行われる日本女子オープンの予選会に出場する。スタートは午前7時半。「疲れているけど頑張ります」と前を向いた。