
石川遼
◆男子プロゴルフツアー Sansan・KBCオーガスタ 最終日(31日、福岡・芥屋GC=7293ヤード、パー72)
16年大会覇者でツアー20勝の石川遼(カシオ)は6バーディー、3ボギーの69と伸ばし、通算10アンダーの19位で終えた。
17番パー3に続き、592ヤードのパー5は第2打を3ユーティリティーでグリーン手前まで運び、第3打をピンそばに寄せて連続バーディー締め。終盤5ホールで4バーディーを奪い、雷雲接近による中断前にホールアウトした。「前半はかなり悪い流れだったけど、いい流れに持ってきて終わることができた。17、18番はいいショットが打てたし、収穫があった」と手応えを口にした。
ラフからのアプローチには課題を残した。3番パー3はグリーン奥のラフから第2打を寄せきれずにボギー。今季からロフト角60度のウェッジを2年ぶりに投入し、距離感を模索しており「5分の4がダメだったものが、5分の2がダメくらいになってきているので、焦らずって感じです」と話した。
次週のロピア・フジサンケイクラシック(山梨・富士桜CC)は2009、10年に連覇した好相性の大会。「好きなコースだけど、難しいコースなのですごくやりがいがある。今の自分が出るコースなので楽しみだし、引き締まりもあるし、緊張もある」と巻き返しを見据えた。