
第2ラウンドをホールアウト後、5日に迎えた25歳の誕生日を記念してポーズする前田光史朗(カメラ・星野 浩司)
◆男子プロゴルフツアー ロピアフジサンケイクラシック 第2日(6日、山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70)
初優勝を狙うプロ4年目の前田光史朗(ACN)が13位で出て5バーディー、2ボギーの67で回り、通算5アンダーで首位と3打差の5位に浮上した。
前半の14番は2・5メートルに乗せてバーディー。15番でボギーを打った後、16番はカラーからパターで7メートルをねじ込み、18番は第2打をピンそばにピタリと寄せ、バーディーを決めた。「初日よりティーショットが良かった。ミスしてもボギーであがれるように心がけた結果がスコアにつながった」と手応えを語った。
台風接近による悪天候のため競技が中止となった5日には、25歳の誕生日を迎えた。昼は親とともに山梨名物・ほうとうを食べ、クラブは握らずに体のコンディションを整えた。誕生日当日のラウンドはなくなったが「運が悪いなと思ったけど、その分、今日はいいゴルフができたので良かった。100点のラウンド」と笑みを浮かべた。
前週のSansan・KBCオーガスタは今季最高の9位と好調。首位と3打差の5位につけ、初優勝を狙える位置で最終日を迎える。栃木・下野市出身の25歳は「今年は初優勝の選手が多い。ここ最近までは『優勝』の文字が見えてなかったけど、先週をきっかけに優勝したい思いが強い。後半戦にかけて優勝を目指してやっていきたい」と言葉に力を込めた。