
長野泰雅
◆男子プロゴルフツアー ロピアフジサンケイクラシック 最終日(7日、山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70)
トップで出た22歳の長野泰雅(たいが、福岡地行)がツアー初優勝を飾った。4バーディー、2ボギーの68をマークし、通算10アンダーで、初日から首位を守る完全Vだった。
名前の由来は米ツアー歴代最多82勝で元世界ランク1位のタイガー・ウッズ(米国)だ。2、3番の連続ボギーで後退も、よみがえった。13、14番の連続バーディーで9アンダーとし首位を捉えると、16番で3メートル近いバーディーパットをねじ込みガッツポーズ。抜け出し、そのまま逃げ切った。
2023年のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品の第2ラウンドでツアータイ記録の1ラウンド12アンダーをマークして首位タイに浮上。最終日も最後まで優勝争いを演じたが、谷原秀人にプレーオフで敗れた。あれから2年、悲願の1勝を手にした。
6打差10位から出た杉浦悠太(フリー)が16番パー3でホールインワンを達成し、63の猛チャージ。9アンダーで1打差の2位だった。68の蝉川泰果(アース製薬)は8アンダーで3位。
09、10年覇者の石川遼(カシオ)は71で回り1アンダーで10位。今季初のトップ10入り。
大会は悪天候のため2日目が中止になり、54ホールの短縮競技になった。
◆長野 泰雅(ながの・たいが)2003年5月6日、福岡・篠栗町生まれ。22歳。16年九州シニア優勝の父・清一さんの影響で9歳でゴルフを始める。沖学園高1年時に国体で個人、団体戦の2冠。3年時にプロ転向。ツアーに初参戦した22年、日本オープンで3位。170センチ、75キロ。