20歳のルーキー荒木優奈が初優勝「最後まで粘り強くプレーできました」


ツアー初優勝を果たし祝福される荒木優奈(カメラ・今西 淳)

ツアー初優勝を果たし祝福される荒木優奈(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ゴルフ5レディス最終日(7日、千葉・ゴルフ5Cオークビレッヂ=6505ヤード、パー72)

 5日から3日間で開催される予定だったが、5日は台風15号の影響で中止となり、2日間で2ラウンド36ホールの短縮競技となった。3人の首位タイからスタートした20歳のルーキー荒木優奈(Sky)が、同じ最終組で回った好調の柏原明日架(富士通)に競り勝ち、ツアー初優勝を飾った。2番でボギーが先行したが、その後、5バーディー。68で回り、通算12アンダーで勝ちきった。

 3週前のNEC軽井沢72で6年ぶりの復活優勝を果たして、勢いに乗る柏原と最終組で直接対決。新人にとっては、しびれる展開だが、最後まで落ち着いたプレーを貫いた。最終18番では、決めれば優勝という約1・5メートルのパーパットを確実に沈めた。

 「後半は本当に長く感じて苦しかったですけど、最後まで粘り強くプレーできました」と満面の笑みで話した。

 荒木は昨年11月、プロテストに合格し、今季からツアーに参戦。新人ながら、5月のブリヂストンレディスで2位となるなどトップ10入りが先週までにすでに6回。安定感は抜群。「これから2勝目、3勝目できるように頑張ります」と言葉に力を込めて話した。

 柏原は1打差の2位。2打差の3位は永井花奈(ServiceNow)。一時は首位に並んだ政田夢乃(なないろ生命)らが3打差4位だった。

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