「面白いキャラ」22歳の長野泰雅が初優勝 絶好調自覚「これで勝てなかったら勝てない」


長野泰雅

長野泰雅

◆男子プロゴルフツアー ロピアフジサンケイクラシック 最終日(7日、山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70)

 トップで出た22歳の長野泰雅(たいが、福岡地行)がツアー初優勝を飾った。4バーディー、2ボギーの68をマークし、通算10アンダーで、初日から首位を守る完全Vだった。

 優勝インタビューで「すごく緊張していた。最後は1メートルないぐらいのパーパットだったが、過去に外したことがあってドキドキして打った。入ってくれて安心している」と笑顔を見せた。

 名前の由来はタイガー・ウッズ。2、3番の連続ボギーで後退も、よみがえった。13、14番の連続バーディーで9アンダーとし首位を捉えると、16番で3メートル近いバーディーパットをねじ込みガッツポーズ。抜け出し、そのまま逃げ切った。

 2023年のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品の第2ラウンドでツアータイ記録の1ラウンド12アンダーをマークして首位タイに浮上。最終日も最後まで優勝争いを演じたが、谷原秀人にプレーオフで敗れた。あれから2年、悲願の1勝を手にした。

 「今週全体的に調子が良かったので、これで勝てなかったら勝てないかなって。最初からボギー、ボギーがきて、またかあ…みたいな感じだった。後半頑張れて、こういう結果になってよかった」と安堵(あんど)の表情。ファンに向けて「自分、他のプロと違ってちょっとふざけているところあるんですけど、面白いキャラで応援してください。お願いします」と語りかけ笑いを誘った。

 ◆長野 泰雅(ながの・たいが)2003年5月6日、福岡・篠栗町生まれ。22歳。16年九州シニア優勝の父・清一さんの影響で9歳でゴルフを始める。沖学園高1年時に国体で個人、団体戦の2冠。3年時にプロ転向。ツアーに初参戦した22年、日本オープンで3位。170センチ、75キロ。

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