
通算12オーバーで、ホールアウト時に予選落ち危機となった青木香奈子(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー 国内メジャー第2戦 ソニー日本女子プロ選手権 第1日(11日、茨城・大洗GC=6840ヤード、パー72)
悪天候のため未消化だった第1ラウンド(R)の残りを終えた後、第2Rが進行している。86位で出た25歳ルーキーの青木香奈子(マイナビ)は2バーディー、8ボギー、1ダブルボギーの80で通算12オーバーと崩し、ホールアウトした時点で予選通過圏外の120位前後で終えた。
青木は「ティーショットをラフに入れて深く沈んでしまって出すだけで、アプローチを寄せ切れない展開だった」と、前半だけで3連続を含む6ボギーをたたいた。後半出だしの1番は第1打を右の林に曲げ、第2打が木に当たるトラブルでダブルボギー。6番でバーディーを取り返したが、予選カットラインは遠かった。
大洗GCは昨年11月に最終プロテストで合格を勝ち取った思い出の地。当時よりラフが深く、全長も200ヤード以上長いセッティングに「想像通り難しかったけど、自分から崩れていった。プロテストの時(通算4オーバー)よりスコアを落としてしまい悔しい」と嘆いた。
今大会は、プロテスト合格時と同じハウスキャディーの荒井洋子さんと再タッグ。「たくさんラインも読んでもらって助けてもらったのに、そこに私が打てずに悔しかった。でも、楽しく回れた」と振り返った。
直近の目標は、2週後のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン後に行われる第2回リランキング突破だ。現在、暫定49位の青木はシーズン終盤戦の出場権獲得を目指し「リランキングまで2試合。少しでもポイントを重ねてレギュラー(ツアー)に残りたい。しっかり練習して、この経験を無駄にしないようにしたい」と前を向いた。