
通算7アンダーの好スコアでホールアウトし笑顔を見せる金沢志奈。地元・茨城でツアー初優勝を狙う(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー 国内メジャー第2戦 ソニー日本女子プロ選手権 第2日(12日、茨城・大洗GC=6840ヤード、パー72)
雷雲接近によるサスペンデッドとなった第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、6位で出た金沢志奈(クレスコ)が6バーディー、1ボギーの67で通算7アンダーに伸ばし、桑木志帆(大和ハウス工業)と並ぶ首位でホールアウトした。
後半に猛チャージした。2番で1つ伸ばした後、4番は7メートルをねじ込み、5番は1メートル、6番は4メートルに乗せて3連続バーディー。8番パー3は1メートルにピタリと寄せ、後半5つ目のバーディーで首位に浮上して終えた。「上出来すぎる。終えをセカンドショットとアプローチ、パターが良かった」と声を弾ませた。
茨城・笠間市出身の金沢は、大洗GCは学生時代から「数え切れないほど回って、隅々まで分かっている。県内のコースは地元」と豪語する“ホームコース”だ。海からの強風や深いラフ、松の木が左右から張り出す難コースだが「ティーショットが狭くて、その狭いところにまっすぐ打つのが気持ちいいので好き」とニッコリ。今大会中は実家から車で約30分かけてコースに通っており、大好きな「白米と納豆」を食べて鋭気を養っている。
今季は2位が2回、3位が2回と初優勝をあと一歩のところで逃してきた。金沢は「たくさん練習して自身がついた部分もあった。その自身を信じて、今年からは自分で優勝をつかみにいけたらいいと思ってプレーしてます」と力を込めた。