
尾関彩美悠は練習グリーンでパットの練習をする(カメラ・岩川 晋也)
◆女子プロゴルフツアー 住友生命レディス東海クラシック プロアマ戦(18日、愛知・新南愛知CC美浜C=6600ヤード、パー72)
2022年大会覇者の尾関彩美悠(JFEスチール)は、開幕前日のプロアマ戦後に好感触を口にした。「今日もすごくチャンスにつく回数が多くて、パターも入ってくれた。この調子が明日から頑張りたい」。プロ初優勝を飾った思い出の大会で、23年は7位、昨年は11位と相性がいい。「狭くて難しいけど、なんかいつも結果がいい」と、首を傾けながらはにかんだ。
苦戦が続いた今季だったが、8月のNEC軽井沢72で初のトップ10となる8位に入り、2週前のゴルフ5レディスでは4位に食い込んだ。「アイアンとユーティリティーに悩んだ時期が長かった。そこが安定してバーディーチャンスが増えたことが成績につながっている」と復調を実感している。「調子的には去年と変わらないぐらいいい。あとは試合でうまくかみ合ってくれたら」と語った。
8日まで行われていた都市対抗野球大会で、自身が「ダイヤモンドサポーター」と務めるJFE西日本が3年ぶりに初戦を突破した。昨年12月に所属先のJFEスチールにあいさつに出向いた際に野球部のメンバーと話をする機会があり、アスリートとして多くのことを学んだという。「試合を見に行きたかったけど私の試合が重なってしまって行けなかった。すごく刺激をもらえているので、私も頑張りたい」。3年ぶりの頂点を目指す。