
6番、パットを放つ吉田鈴
◆女子プロゴルフツアー 住友生命レディス東海クラシック 第2日(20日、愛知・新南愛知CC美浜C=6600ヤード、パー72)
10位から出た新人の吉田鈴(りん、21)=大東建託=が5バーディー、1ボギーの68をマークして通算7アンダーとし、トップと3打差の7位に浮上した。姉は日本ツアー4勝の優利(25)。ツアー史上4組目の姉妹優勝と、入谷響(19)、荒木優奈(20)に続く今季3人目のルーキーVへ逆転を狙う。67で回った神谷そら(22)=郵船ロジスティクス=らが10アンダーで首位。
吉田が優勝争いに割って入った。「ティーショットは曲がっていたけど、フェアウェーバンカーからチャンスにつけたり、長い距離のパットも入ってくれた」。13番で左バンカーからの140ヤードの第2打を5メートルに運び3連続バーディー。16番パー3では13メートルをねじ込みスコアを伸ばした。
前日は17番グリーンでのファーストパットにおいて許容時間を超えるスロープレーがあり、今季累積2回となったため、罰金10万円の処分を受けた。一夜明けたこの日は「気をつけながらプレーした」といい、プロ転向後初めて2ラウンド続けて60台をそろえた。
開幕戦のダイキンオーキッドレディスで2位発進の末に15位。5月のブリヂストンレディスでの9位が最高だ。トップと3打差の逆転圏内で最終日を迎える。ルーキーで優勝した入谷、荒木に続きたいという思いは「あります」と言葉に力を込めた。(高木 恵)