
勝みなみ
◆米女子プロゴルフツアー ロッテ選手権 最終日(4日、米ハワイ州ホアカレイCC=6566ヤード、パー72)
1打差2位で出た米ツアー本格参戦3年目の勝みなみ(明治安田)は初優勝に2打届かなかった。16番終了時に勝、キム・ヒョージュ、ファン・ユミン(ともに韓国)の3人がトップに並ぶ大混戦。6バーディー、3ボギーの69で回り、通算15アンダーの3位だった。主催者推薦で出場したツアーノンメンバーの22歳、ファン・ユミンが上がり4連続バーディー締めで67と伸ばして17アンダーでツアー初優勝を飾った。
勝はホールアウト後に中継局WOWOWのインタビューに応じ「出だしで本当にラッキーなバーディーが2つ来てくれて。そこからチップインであったり、いい流れで前半を迎えられていたけど、2つボギーが来てから流れに乗っていけなかった。最終組でなかなか伸ばせないかなと思っていたけど、落ち着いてプレーできていた。この経験はこれからに生かせると思う」と語った。
1番で5メートル近いバーディーパットを沈めてトップの岩井明愛に並ぶと、2番でバンカーから放り込み単独首位に浮上。6番ではチップインバーディーを奪い16アンダーまで伸ばして、一時は後続を2打リードした。
トップタイで迎えた後半は順位がめまぐるしく入れ替わる展開。14番の3パットのボギーで陥落後、15、16番とピンそばにからめ、連続バーディーで再び並んだ。「優勝に届くまでは攻め続けないといけないと思った。16番は自分を信じて打った結果がバーディーにつながって良かった」。しかし、17番でグリーン左からのアプローチがオーバーしてボギーをたたき後退した。
2週前のアーカンソー選手権は初日を首位で終えたが、悪天候で大会が中止となる不運もあった。「この前の試合がすごくいいゴルフだった。ここに入ってきてそんなに良くなかったけど、今週はパットに助けられた1週間。あとはショットとパットがかみあえば優勝は本当に手の届くところにあると思うので、来週からまた切り替えて頑張りたい」と笑顔で前を向いた。