
下家秀琉
◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック 最終日(5日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)
ツアー参戦2年目の下家秀琉(しもけ・すぐる、23)=エレコム=が1イーグル、7バーディー、2ボギーの64をマークし、通算17アンダーで逃げ切り、初優勝を飾った。男子ツアーで今季9人目の初優勝者となった。
優勝インタビューで「現実なのかなと思えるくらい夢のようです。名前がすごく難しいんですけど、覚えてくれたらうれしいです」と喜びを語った。
15番パー5でチップインイーグルを決めると、普段は寡黙な男が珍しくガッツポーズ。17番でボギーをたたき、バーディーを奪った安森一貴に1打差に迫られたが、2日目からの首位を守りきった。
大会開幕前に今季の目標に最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(12月4~7日、東京よみうりCC=報知新聞社主催)出場を掲げていた大器。優勝者の資格での初出場を決めた。
64の安森一貴(フリー)が16アンダーで2位、67の今平周吾(ロピア)が14アンダーで3位。
蝉川泰果(アース製薬)は64と伸ばし11アンダーで4位。ホストプロの星野陸也(興和)は67で回り10アンダーで6位。石川遼(カシオ)は70で4アンダーの26位だった。
◆下家 秀琉(しもけ・すぐる) 2002年2月23日、大阪府・枚方市生まれ。23歳。ともにプロゴルファーの長兄・秀翔、次兄・秀平の影響で5歳でゴルフを始める。大阪学院大高3年時の19年関西ジュニア優勝。23年11月にプロ転向し、24年5月のバイ・ザ・プレーヤーズでプロデビュー。賞金ランク62位でシードを獲得した。同年9月の下部ツアー、PGMチャレンジで最終日に59をマークし24アンダーで優勝。180センチ、85キロ。