吉田鈴が1差6位発進 渋野日向子のスイングを参考「1年間で一番いいスタート」


吉田鈴

吉田鈴

◆女子プロゴルフツアー スタンレーレディスホンダ 第1日(10日、静岡・東名CC=6435ヤード、パー72)

 21歳ルーキーの吉田鈴(大東建託)が8バーディー、2ボギーの66で回り、6アンダーで首位と1打差の6位と好発進した。

 出だしの10、11番は短いパーパットを外して連続ボギー。「立って構えたラインを信じて打つようにしたらすごい変わった」と修正した。後半の2番は10メートル、3番は30センチ、4番は5メートル、5番は7メートルを沈めて4連続バーディー。66をマークし「1年間の中で一番いいんじゃないかっていうスタートを切れた」と笑顔を見せた。

 前日のプロアマ戦は体調不良で途中棄権した。「練習ラウンドを多くしすぎた」こと、同日の前夜祭に出席後に睡眠を6時間しかとれず、初日のスタート時に「すごい倦怠感と吐き気がした」と明かした。それでもプレーは「大洗から一気に良くなった」と手応えを口にする。「ショットの練習量を増やして」「10メートル以内のパッティングの決定率がすごく良くなってます」と、好調の要因を語った。

 8日の練習ラウンドは、同じ事務所の先輩の渋野日向子(サントリー)とともに回り「本当に上手です」と目を丸くした。「ラフの打ち方と体の使い方、足の使い方がすごく上手。体重が左足に乗ってから右足に乗って、下半身主導になっている。私が求めている使い方をしていて、すごい参考になった」と海外メジャー覇者のプレーに見入った。この日も11番パー5の第2打、第3打は連続でラフから打ち「イメージはすごい良くなった」とかみしめた。

 今季は同じルーキーの入谷響(加賀電子)、荒木優奈(Sky)、2年目の菅楓華(ニトリ)ら同年代の選手が初優勝。吉田は「19歳、20歳が勝ってるので、私もそういうゴルフをしたい。強い気持ちを持っていければ優勝争いに絡めるんじゃないかなと思う」と刺激を受けている。

 第2日は米ツアー1勝の岩井千怜(ちさと、ホンダ)、メルセデス・ランク1位の佐久間朱莉(大東建託)と同組で回る。「他の人のプレー�\x82吸収しながら、いつもと変わらず自分のプレーをできたらいいな」と見据えた。

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